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『長いお別れ』

アメリカの作家レイモンド・チャンドラーと言えば『長いお別れ』
他にも『さらば愛しき女よ』『高い窓』などもあり、
それぞれ一定の水準を保っていますが、わたしにとってはやはり清水俊二訳の『長いお別れ』がベストなのだ

長いお別れ 長いお別れ
レイモンド・チャンドラー、清水 俊二 他 (1976/04)
早川書房
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ダシール・ハメットの流れを汲む正統派ハードボイルド小説を描いた…云々と解説をするのも一つの手ですが、これを読んでくださっている方はそんなことに全く興味がないでしょう(汗)
誤解だったらごめんなさい
詳しく聞きたい!と仰る方がおられれば幾らでも熱く語る自信はあります(大汗)
ともあれ、チャンドラーの小説には一種の寂寥感というものが漂っており、わたしにとってはその世界をフィリップ・マーロウがさまよっているイメージです
その寄る辺のなさ、孤独感、寂寥感、そして男のダンディズム、全てにうっとりとします
かの有名なセリフ

しっかりしていなかったら、生きていられない。やさしくなれなかったら、生きている資格がない
『プレイバック』より抜粋
他にも…
さようならを言うのはわずかのあいだ死ぬことだ。
                    『長いお別れ』より抜粋
うーん、痺れますね(笑)

チャンドラーが創作した私立探偵フィリップ・マーロウはハンサムという設定です
作者はケイリー・グラントを想定したということですが…個人的には正統派すぎて面白くない、と思っています

で、よく友達に質問されたのは
「あんた、そんなハードボイルドな男と付き合いたいの?」

「まさか!」
そう、まさか!です
小説で読んでうっとりとしているからこそ、燃え上がるのです(笑)
実際にこんな自己に対する独特の美学や強い信念を持っている男と付き合ったら、わたしはイライラすることでしょう(確信を持って断言)
理想と現実は違うのです…
マーロウはわたしの憧れの男でもあるけれど、
それは手に入らないが故の憧れ
手に入れたくもないし…

さて、この名作『長いお別れが』装いもタイトルも訳も新たにリニューアルしましたね

ロング・グッドバイ ロング・グッドバイ
レイモンド・チャンドラー (2007/03/08)
早川書房
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そう、村上春樹訳。
村上春樹がどうだ、こうだと言うわけではないのですが、
彼はちょっと苦手な作家です
ベストセラーとなった『ノルウェイの森』や『スプートニクの恋人』、『羊をめぐる冒険』など読みましたが、
いまひとつピンとこなかった
それはわたしの読み方のせいかもしれない
わたしは小説にリアルや共有感よりもスリルとワクワク感、楽しみをもとめる
春樹の小説を読んでもなかなかそんな気には…←当たり前か
でも、春樹の乾いた文体がチャンドラーの本にどのような息吹を与えているのか興味はある
実際のところ、あうのではないかと思っている部分もあるしね
しかーし、清水俊二のあの名訳に酔いしれてしまった後ではショックを受ける可能性もあるよな~
アマゾンとかで見ていると春樹訳はなかなか評判がいい
しかし…読む決心がつかない
しばらく悶々と悩む日が続きそうです

あー、クリニークでやっとスッキリしたと思ったのに…!!!

マーロウ

はじめまして

私のいちばん好きなチャンドラー邦訳文は双葉十三郎と田中小実昌訳で、偏愛しています。

ただ「かわいい女」の清水俊二訳は双葉十三郎ぽくて好きです。

新訳マーロウ物。

個人的にはチャンドラーイチオシのケイリーグラントよりも40代前半のハリソンフォードてイメージです。

「ブレードランナー」の頃のハリソンフォード主演で、「長いお別れ」を「高い窓」の清水俊二&戸田奈津子コンビの字幕スーパーで、観てみたかったですが、叶わぬ夢でした。


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