All Entries |  Monthly Archives |  Tag Cloud |  New entry |  Up load | 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■ブルース・チャトウィン著『どうして僕はこんなところに』


最近、何かのきっかけでチャトウィンの『ソングライン』が別の翻訳者によって再販されたことを知った。

ブルース・チャトウィンの『ソングライン』。

彼の本に初めて触れた日のことをいまだに鮮明に覚えている。

それほど強烈、鮮烈、忘れがたい記憶を残した。

この新しい訳がケッコー評判がよいらしく、アマゾンでは星5つがズラリ。>>>こちら

となるとウズウズ。

とはいえ、簡単に買えるお値段ではないので、ここは指をくわえて眺めておきます(笑)。




で、今、手元にあるのは左記。

「どうして僕はこんなところに」

チャトウィンが「死とせめぎあう日々」に編纂された本。

そこには散漫とした、つかみどころのない、チャトウィンの世界が、うっとりとするような旅と出会い、別れ、眼差しが広がっている。

以下、そでより。

旅を愛し、特異な眼差しで世界を凝視しつづけた永遠の旅人ブルース・チャトウィン。簡潔に研ぎ澄まされていながら、周到に巧まれている彼の言葉は、旅に見出した“奇跡的な何か”を記しつづけた。偉大なる冒険であり、類まれなる紀行作家だった夭逝の天才が、旅の果てにくずおれる前に残した、最初で最後の自選短編集。


わたしがはじめてチャトウィンの本を読んだのは『ソングライン』。

大学時代だった。

ただ、ただもう面白く読んだ本であった。その後、就職し、読書に割く時間が少なくなった頃、ふと立ち寄った本屋で『どうして僕はこんなところに』を発見。

そのとき、わたしはブルース・チャトウィンってこんな顔をしているんだ、と新鮮な気持ちで眺めたことをいまだに記憶している。。。。

綺麗なオトコ。

好みもあるかと思いますが、そう思いました(笑)。事実、彼は素晴らしい美男だったようで、その容貌が彼の人生を容易くも、難しくもした様子。←ちょっと妄想が入っております(汗)。


『どうして僕はこんなところに』

チャトウィンが旅の果てにくずおれる前に残したモノ。

そう、文字通り、我が身の死を覚悟した上で編纂されたモノ。



色々な人と場所、時が出てくる。

もはや歴史になった人。名も知れぬ人。

その曖昧さ、唐突さが面白い。

チャトウィンの簡潔で切り詰めた文章にかかるとたちまち、頭の中に次々とイメージがわいてくる。

個人的にはマドレーヌ・ヴィオネの記述が面白かった。

シャネルについては、昔さぞ苦々しい思いをさせられたに違いない。こんな調子だった。「センスのある人だった……そうね、それは認めなきゃならないわ。でも帽子屋でしょ。つまりね、あの人がわかっていたのは、帽子くらいだってことよ!」
私は別れ際に、カメラマンが来るのは迷惑ではないかと心配して尋ねた。
「迷惑なんてとんでもない。喜んでお会いするわ。ただし、私の頭の中は撮れないわよ……!」


こういうのをフランス女のエスプリというのだろうか。

ここに登場する彼女は粋で、自分に誇りを持つマダムそのもの。


あと、中国に関するところ。武帝に関してここまでまじまじと読んだことがあっただろうか?とちょっと考えさえられた(笑)。

前漢の第7代皇帝武帝は、馬を手に入れることに史上まれにみる執念を燃やした。最果ての地の名もなき王の持つ馬をなんとしても手に入れたいと望み、そのために国家をあわや滅亡の危機にさらした。




正直に告白する。

今、読むと退屈した。

記録の羅列を読んでいるよう。

若い頃のワタシはこの本に感銘をうけ、素晴らしいイマジネーションを喚起させられ、世界を見たい!と思い、海外に旅をした。

でも、今のワタシはこの本から受け取る、鮮やかなイメージで満足している。そして、どこか物足りなさを感じた。

それが大人になったということなのかもしれない。


もう、この本を読んでも「どうしてわたしはこんなところに」と思うことはない。




最近のsnowwhiteの美容関連はこちら

 >>>ゆるゆると美人になりたい!

マイワールドに入っております。。。

管理者にだけ表示を許可する
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。